小児歯科治療・小児矯正治療
ラバーダム防湿
治療する部位以外をラバーダムというゴム膜で覆い、治療部位のみを隔離した状態で行う治療法です。当院では必要に応じて、お子様の治療時に導入しています。
ラバーダム防湿のメリット
・治療する歯がよく見えるので、治療がスピーディーになります。
・削った歯や金属の破片を、うっかり飲み込まないようにします。
・歯に唾液がつかず、しっかり乾いた状態が保てるので、詰め物が外れにくくなります。
・治療中、突然動いてしまっても、舌やお口の中を傷つけないよう保護できます。
歯科矯正、小児矯正とは
歯科矯正とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
しかしながら、ただ、歯並びの美容的な改善をするだけではなく、発音障害を改善すること、前歯で食べ物をしっかりとかみ切ることや奥歯で食べ物を噛み砕く こと、全身とかみ合わせのバランスを調整すること、歯のガタツキをなくすことにより歯の清掃性を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わ せております。
矯正が必要な場合
叢生・乱ぐい歯・八重歯
顎に歯が並びきることができず、歯が歯列から飛び出してしまったり、重なり合っている状態のことです。八重歯などもその症状の一つです。歯ブラシが届きにくいため、歯周病や虫歯などの原因になることも多いので早期に改善する必要があります。
治療法としては、歯列を広げたり、必要であれば抜歯をして歯が並ぶことが出来るだけのスペースを確保した上で矯正を行います。
上顎前突(出っ歯)
上顎が下顎よりも前方に出ている状態のことで、出っ歯とも言われます。唇が閉じにくいため歯肉が乾燥するので、歯周病の原因になることがあります。
治療法としては、一般的に上顎の奥歯を抜いて前歯を後ろに移動するスペースを確保します。
下顎前突(受け口)
下顎が上顎よりも前方に出ている状態のことで、受け口とも言われます。前歯でうまく食べ物を噛むことができず、消化不良の原因となります。
治療法としては、下顎の奥歯を抜歯したり、矯正で歯の角度を戻したりします。
開咬(オープンバイト)
前歯が噛み合わない状態の状態のことを開咬(かいこう)といいます。奥歯は噛んでいても、前歯付近は噛みあわず隙間が空いている状態です。
前歯で食べ物を噛み切ることができなかったり、奥歯に過剰な負担がかかったり、話すときにも息がもれて正しく発音しにくいことがあります。
開咬を治療するためには一般的に矯正を行いますが、抜歯をしなければならない場合もあります。